アパートが建てられる地域
アパート経営に絡む内容として、今回は「用途地域」についてご説明しておきましょう。
用途地域とは、都市計画法の規制によって分けられた地域で、「住居系地域」と「商業系地域」などがあります。
下記に「住居系地域」の一部と「商業系地域」についてご説明致します。
<住居系地域>
●第1種低層住居専用地域
主に低層住宅の環境を活用する為の地域です。地域名どおり住居が建てられていますが、約50㎡の床面積内であれば、お店を兼ねた「併用住宅」を建てることが出来ます。
●第2種低層住居専用地域
「第1種」同様低層住宅の環境を活用する為の地域です。約150㎡までの床面積であれば、お店を建てることが出来ます。
<商業系地域>
●近隣商業地域
お店の利便性を活用する為の地域です。「住居系」とは違い、床面積に制限がないのが特徴です。
●商業地域
商業施設の利便性を活用する為の地域です。階数が多いビルなども、この地域に建てられているのが特徴です。
他にも「工業系地域」がありますが、その中でアパートを建てることが出来るのは、「準工業地域」と「工業地域」になります。「工業専用地域」は完全に工場の利便性を活用する為の地域になるので、アパートを建てることは出来ません。その点は注意しておきましょう。